DINKS世帯必見家賃◯万円以上なら分譲の方がお得？！

2022.01.06

ディンクス

DINKS世帯の家賃平均ってどれくらい？

現代社会において、夫婦共に自身の生活スタイルを重視し、敢えて子供を持たない選択をした共働き世帯「DINKS」。最近では、こうしたスタイルの世帯も増加傾向にあり、夫婦という形の多様性が広がりつつあります。

DINKS世帯においては、夫婦それぞれ様々な背景や価値観がありますが、共働きということもあり世帯収入は相対的に多い傾向にあり、住まい選びにおいても予算を大きく取りやすいぶん、エリアや間取りはもちろんのこと、賃貸or分譲という点でも

選択肢が豊富に広がるというメリットがあります。

住まいに対して何を重視するか？は世帯ごとで様々ですが、やはりアクセスの良好な都心部であったり、駅近、築浅、といった物件を選好する傾向にあり、言うまでもなく家賃自体も相対的に高額になりやすいのですが、

実際にDINKS世帯の家賃平均っていくらぐらいなの？

という疑問をお持ちの方も多いはず！もちろん住むエリアによって差はありますが、一般的には手取り収入の20～30％の範囲内で収めるのが基本的な考え方で、例えば

・夫の手取り月収：40万円・妻の手取り月収：30万円・家賃（住居費）：14万～20万円前後

という範囲が教科書的な家賃レンジとなります。

もちろん、夫婦それぞれの日常の生活費や外食・娯楽が多い場合など、トータルで判断する必要がありますが、万が一妻が一時的に働けなくなったりする場合があることなども考慮して、夫の収入だけでも無理なく支払える金額に留めておくことが肝要。

でも、毎月家賃だけで20万円も払うなら購入した方が良くない？

と思われる方も多いと思いますので、その点を深堀りしてどっちがお得かを見ていきましょう。

DINKS世帯が賃貸物件に住むメリット・デメリット

毎月の住居費負担にフォーカスすると、多くの方で再考のきっかけとなるのが

賃貸or購入

という点です。上述の例のとおり、世帯収入で手取り70万近くあり、家賃で20万円前後負担しているのであれば、分譲マンションの購入も十分に選択肢に入ってきます。そこで、ここでは賃貸物件に住むメリット・デメリットを再度見直してみることにしましょう。

≪賃貸に住むメリット≫ ・生活スタイルに合わせて臨機応変に住み替えができる・仕事の異動などに対応しやすい・エリアや間取りなどのこだわり条件も選択肢が豊富・住宅ローンが気にならない

≪賃貸に住むデメリット≫ ・家賃が資産として形成されない・定年後の家賃負担に不安が生じる・引越しの都度、余計な出費が生じる

などが挙げられます。夫婦ともに自身のライフスタイルを重視した生活という点では、ライフスタイルに合わせてフレキシブルに変化させることができる賃貸の方にメリットが多く、またDINKSと言えど

将来的に子供ができたり、離婚してしまったり

という可能性もなきにしもあらずですので、その点も踏まえて総合的に判断する必要があります。とは言え、賃貸に住むデメリットについては、家賃なので資産として形成されないという点と、老後の家賃確保という点が課題となるくらいなので、定年を迎えるまでに資産を形成しておけば、大きなリスクにはならないかもしれません。

家賃◯万円以上なら分譲の方がトクなの？

DINKS世帯に関わらず、賃貸or分譲どっちがトク？というのは、住まいを探されている方にとっては永遠の課題と言っても過言ではありません。ひと言で「どっちが得」というのが難しいことは、皆さんもお察しのとおりで、

単に支払い総額という観点なのか？ライフスタイルも考慮したうえでの観点なのか？

によっても判断は異なってくるでしょう。

仮に分譲を購入する場合、頭金としての初期投資額が大きな負担となる一方、住宅ローンの支払いが終わってしまえば、あとは管理費等の負担だけで済みます。対する賃貸においては、初期費用こそ抑えられますが、老後も家賃として延々と支払いが続くので、その点をどのように判断するかは、価値観次第かもしれません。

総合的に考えると、冒頭の例で挙げた世帯月収70万円のDINKS夫婦の場合、仮に家賃18万円（管理費等込み）の賃貸に20年間住み続けたとした場合、

支出合計：18万×12ヶ月×20年＝4,320万円

もちろん家賃以外の細かな支出もありますが、これだけの家賃を支払うのであれば分譲マンションの購入も十分に検討できる予算範囲となります。

もちろん希望するエリアによっては、分譲で6,000～10,000万円台なども珍しくありませんので、そもそも購入するには予算オーバーとなってしまうケースもありますが、家賃として20万円前後の負担をするなら、

購入できる物件の選択肢が豊富にある

ということは間違いなさそうです。

「◯万円以上なら分譲の方がトク」というのは、視点や価値観、考え方によって様々な捉え方ができるので、判断が難しいところではありますが、少なくとも20万円前後の家賃負担であれば十分に購入ができる予算レンジである一方、住まいが固定化されることで、本来重視しているフレキシブルな生活スタイルが損なわれるかもしれない、というデメリットもトータル的に判断する必要がありそうです。

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