定年後のローンの返済が不安・・・-住まいの相談窓口お役立ちコラム

0120-414-281
営業時間:10時~19時(水曜定休)

定年後のローンの返済が不安・・・

定年後のローンの返済が不安・・・

安定収入を失う定年後のローン返済って本当に大丈夫?

40~50歳代から購入する戸建てやマンション。
特にシングル女性においては、住宅ローンが滞りなく返済できるか?仕事がいつまで続けられるか?など、様々な不安に尽きないのが本音かもしれません。

以前の記事「▼定年後の住宅費はどれくらい?」でもご紹介しておりますが、定年後の家計支出の平均については夫婦所帯で月々25~30万円前後、公的年金などの社会保障給付が約20万円前後とり、毎月10万円前後は赤字になることを考えると、女性単身の場合は

貯蓄からの手出しが増えてしまうケースがほとんど

もちろん、単身での生活となるので食費等は抑えられますが、光熱費や住居費等の固定費は夫婦でも単身でもあまり違いはありませんので、貯蓄は厚めにプールしておいた方が安心でしょう。

ただ、65歳以降も働き続けることが多い昨今においては、定年前ほどの収入は見込めないかもしれませんが、年収ベースで300~400万円程度稼げれば、住宅ローンが返済できなくなることは避けられるかもしれません。

もちろん住宅ローンの残債や月々の支払い額にもよりますが、当然のことながら

定年後におけるボーナス時の増額払いなどはリスク要因

となりますので、物件購入時に組む住宅ローンが、定年退職後も続く期間を設定せざるを得ないようであれば、ボーナス払いはしない方が良いというのが一般的な考え方になります。

定年後と言えど、物件購入段階でしっかりと中長期的な返済プランを立てておけば、返済に行き詰るようなことは避けられるかと思いますが、健康を害して働けなくなるなど、不慮な出来事に対するリスク等も想定しつつ、

老後資金をしっかりと確保しながら返済を続ける

のは、それなりに計画性を持って取り組む必要があることは念頭に置いておく必要があります。

▼関連記事
この貯蓄額で物件購入しても大丈夫かな?

住宅ローンの残債は退職金で一括返済するのが得策?!

住宅ローンにつきましては、借り入れる金額や金利はもちろんのこと、住宅ローン商品によって様々な種類があることはご承知のとおりです。住宅ローンと言えど借り入れであり、金利がある以上、可能な限り早めに返済した方が良いという考えが一般的かもしれませんが、それによって手元の貯蓄がなくなってしまうと、

いざ何か急な出費の時に困る

という場合もありますので、少なくとも数百万はすぐに動かせるお金として担保しておきたいと考えるのも至極当然。このあたりの返済バランスについては、人それぞれ考え方がありますので、比較検討すべき項目を一旦整理みましょう。

■心理的要素での比較
1、早めに返済すれば月々の返済から開放され気持ちも楽になる
2、繰り上げて返済することで手元の貯金がなくなるのは不安

■支払い総額での比較
1、退職金などで完済すれば金利負担分もなくなり支払い総額も少なくなる
2、住宅ローン金利自体低く、団体信用生命保険もあるから繰り上げる必要はない

それぞれの対比で見ておりますが、双方ともに理に適っているとも言えるため、どちらが良い・悪いと判断するものではなく、自身が置かれている状況に置き換えて検討する必要があります。

例えば、65歳時点での住宅ローンの残債が1,000万円あったとして

Aさん:固定金利0.80%(10年)
Bさん:固定金利2.40%(10年)

と仮定した場合の月々の返済額と支払い総額については

Aさん:月々86,738円・返済総額10,408,560円
Bさん:月々93,815円・返済総額11,257,800円

となります。

少々極端な例かもしれませんが、毎月の返済額は7,000円程度の違いでしかない一方、返済総額で見ると80万円超の差が生じますので、そうした観点からも金利面で条件が悪いような場合は、退職金などでできる限り一括返済した方がメリットが大きいということになります。

昨今は、低金利の時代ではありますので、住宅ローンにおいて高い利率で借り入れしているケースも少ないかもしれませんが、目安として

・利率1.5%を超える場合
・返済総額で100~150万円程度

の違いが出るようであれば、一括返済を検討しても良いでしょう。
ただし、手元の貯蓄が減ることで不安になったり、過度に心配になったりするようであれば無理して一括返済する必要もないでしょう。ただし、散財しないよう気をつけてくださいね!

▼関連記事
女性が家を買う時のチェックポイント

購入へ向けたはじめの一歩はココから!無料1分診断 ダウンロード資料集 etc...

関連記事
記事カテゴリ―