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DINKS世帯がターゲットとする賃貸マンションの家賃平均は?
DINKS世帯に人気の居住エリアの気になる賃貸マンション家賃相場
相対的に家計にゆとりがある言われる夫婦共働き世帯のDINKS。
夫婦の世帯収入が1,000~2,000万前後ともなると、通勤に便利な都心部はもちろんのこと、駅近や築浅といった好条件の物件も視野に入れることができるほか、共用施設としてフィットネスジムや宅配ロッカーなど、様々な設備が整ったマンションなども購入候補として選択肢に入れることができます。
ただし、ライフスタイルの変化や転勤等のリスクも考慮し、
物件は購入せず敢えて賃貸のまま住み続けるという
という選択をするDINKS世帯も多く、都心部の駅近賃貸マンションは、引き続き高い需要が見込まれているのも実情。家賃自体は、通勤が便利と言われている郊外のベッドタウンと比較して2倍違い水準であっても根強い需要があり、
生活スタイルの変化や環境変化に対する柔軟性
を重視していることが見て取れます。
また、DINKS世帯においては、子どもがいないことなどを背景に離婚に至りやすいという傾向もあり、特に分譲マンションを夫婦共同名義で購入した場合、
持分割合による分割等の手続きが面倒
です。さらに、共有名義を解消してどちらか一方の名義にする場合は住宅ローンを借り入れた銀行の承諾が必要だったりと、手続き上スムーズにいかないことが多いため、そういう観点からも、賃貸ならではのメリットもあるのです。
こうした事情などを背景に、根強い需要のあるDINKS世帯向けの賃貸マンション。
そんな賃貸物件における都心部の平均家賃水準を詳しく見ていきましょう。
駅徒歩5~10分・間取り2LDK~3LDK・家賃○万円が人気の中心
DINKS世帯の需要の傾向につきましては、過去記事「▼東京のDINKS世帯」でもご紹介いたしましたが、通勤時間等の効率を重視したり、家事の簡素化や住宅の機能性など、まさに現代的なニーズを満たせる物件が選好されやすい傾向にあります。
駅から家までが遠かったり、通勤に1時間以上掛かるのは時間の無駄
その他にも、スーパーに買い物に行くより宅配サービスを多く利用するため、24時間の宅配ボックスは必須といったケース、その他にもフィットネスジム付きマンションなど、
居住空間以上に機能や設備が充実している
という点に重きを置くことも少なくありません。
こうした設備が整っているマンションの多くは、一般的には高級賃貸に分類され、駅からも徒歩5~10分程度の距離であることが多い一方、家賃相場も相対的に高額であることは皆さんの想像のとおりです。
家賃平均については、もちろんエリアによって多少の違いこそありますが、DINKS向け高級賃貸マンション自体が東京都心部に集中しているのが実情ですので、その中心部の家賃相場をエリア別にご紹介いたします。
≪代官山・恵比寿・六本木エリア≫
家賃相場レンジ:16万~100万超
間取り:1LDK~3LDK
物件の特徴:提供されている物件のほとんどがタワーマンションであったり、俗に言うレジデンスと呼ばれる高級分譲型賃貸。間取りの選択肢は豊富で、フィットネスジム付き物件も豊富。
≪品川・浜松町・竹芝エリア≫
家賃相場レンジ:25万~100万超
間取り:1LDK~3LDK
物件の特徴:人気のベイエリアもタワーマンションを中心とした分譲賃貸の物件が多数。品川や田町、浜松町駅などへのアクセスも抜群で、ウォーターフロントならではの景観の良さも人気のポイント。
≪渋谷・表参道・新宿エリア≫
家賃相場レンジ:30万~150万超
間取り:1LDK~3LDK
物件の特徴:言うまでもなく交通の便は抜群で、都会ならではの喧騒感は否めませんが、DINKS世帯にとっては魅力的な物件が多数集まっています。他のエリアに比べて1Lや1LDKといったコンパクトな物件が多いのも特徴。
≪晴海・月島・豊洲エリア≫
家賃相場レンジ:18万~60万前後
間取り:1LDK~3LDK
物件の特徴:こちらもウォーターフロントとして人気の高いエリアで、主要ターミナル駅からは多少離れる一方で、賃料相場自体も相対的に抑えられているのが特徴。新しく開発されたエリアでもあり、街並み自体も近代的な雰囲気。
いかがでしたでしたか?
やはり都内中心部ということもあり家賃相場も相対的に高額ではありますが、利便性や機能性、ステータス性などを考慮すると、家賃以上に得られるものも多いかもしれません。
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