大学生の子供への仕送りは？（平均）－住まいの相談窓口お役立ちコラム

仕送りの平均額は〇〇円

全国大学生活協同組合連合会の2018年の調査によると、仕送りの平均額は家賃込で7万1500円です。ただしこの金額は決して十分ではありません。実は一人暮らしをする大学生のお子様の収入は、親からの仕送りだけではなく、奨学金が月平均2万円、さらにはアルバイトで平均3万円というデータがあります。

収入の合計額も、支出の合計額も、平均では13万弱となるようです。つまり7万1500円の仕送りでは生活費の半分ほどを奨学金で賄ったり、バイトする必要があるわけです。学業が忙しい場合には、少し厳しいかもしれません。

大学生で一人暮らしをするお子様の家計

支出の平均は13万円弱と紹介しましたが、少し贅沢な生活費なのでは？と気になった方もいると思います。全国大学生活協同組合連合会の調査によりますと、家計の内訳は住居費が約5万2000円、食費が2万6000円、教養娯楽費が1万1500円、交通費が4000円と続きます。データの通り、特別華美な支出があるわけではありません。家計支出の13万円は決して贅沢をしている金額ではないんですね。

十分な仕送り額は？

十分な仕送り額とは贅沢はできないけれど、最低限の衣食住が整い、勉強に集中できる環境を作れることではないでしょうか。その場合、平均である7万強の仕送りでは、住居費や食費だけしかまかなえません。さらに住居費を5万2000円に収めることは、エリアによっては難しいです。東京の23区の1Kの家賃相場は6万～12万、東京都下でようやく4万～5万円です。家賃を5万円程度に収めようとすると、通学に長時間かかったり、セキュリティ面で不安な物件を借りなくてはならないケースも出てきてしまいます。

ご家庭の教育方針にもよりますが、このように考えると十分な仕送り額は、安全で通学にも負担がない住居の家賃に加えて、大学生の家計支出の平均額7万円が目安となるでしょう。また学部によっては、教科書代などがかなりかかることもありますので、家計に余裕があれば配慮してあげられるといいでしょう。

東京の家賃相場が高いと思った方は、住まいの購入もお勧めです。お子様が社会人になっても利用できますし、結婚をする場合にも売ったり貸したりして活用できます。ご関心のある方は住まいの相談窓口にご相談ください。