キャリアウーマン
女性が家を買う時のチェックポイント
40~50代ミドル女性の物件購入も決して珍しくない!
今や共働きが当たり前の時代。
日本社会全体で、自立する女性を支援する風潮が強まりつつあるなかで、現役バリバリの40~50代ミドル女性の活躍が目覚しいところではあります。
もちろんミドル女性といっても、既に結婚している人もいれば、未婚女性や離婚経験者もいたりと、その背景は様々ですが、昨今では、そんな未婚のミドル女性による住宅購入が増加傾向にあり、仕事にせよプライベートにせよ「シングル」を存分に満喫できる、そんなライフスタイルを確立させている女性も増えつつあります。
そこで今回は、そんなミドル女性の住宅購入にフォーカスし、
40~50代のシングル女性の住まいの選び方のポイント
をいくつかご紹介していきます。
経済的にもある程度余裕が出て、これまでの賃貸から分譲マンションを購入しよう!と考えはじめるタイミングではありますが、いざ物件を探そうと思っても、
何を基準に物件を探したら良いか分からない
という方が非常に多いのも実情。
毎日忙しく仕事をこなしてきた経緯もあり、いざ家探しとなると専門知識に乏しいというのが本音。
もちろん、離婚などが背景にある方ですと、すでに住まい探しの経験もあるのかもしれませんが、やはり
女性の一人暮らしである以上押さえるポイントも異なる
という点を理解して、これまでとは違った観点で物件探しを行う必要があります。
今回は、そんな女性が家を買う時のポイントと称し、エリア選定から防犯・セキュリティ、そして資産価値という様々な観点で俯瞰した物件探しのチェックポイントについてご紹介していきます。
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優先すべき女性の物件選びのポイント
まずはじめに、戸建てにせよマンションにせよ、物件購入を検討されている以上は、一定の収入や貯蓄があり、自身のご予算に応じた価格レンジという想定は、ある程度立てられているかと思います。ご自身の収入や貯蓄にあった価格帯を選ぶことは、経済的リスクの回避はもちろんのこと
金銭面での不安やストレスを回避する
うえで非常に重要な要素ではあり、無理して高額な物件を購入して、月々の住宅費負担が大きくなってしまうようなことはくれぐれも避けるべきではあります。また、住宅購入と言えど生活の中心は仕事にあるかと思われますので、購入する物件の間取りや駅からの距離、周辺環境の利便性などは、しっかりと自身の理想に即した条件を設定するようにしましょう。
特に駅近、間取りなどは、マンション自体の資産価値に関係してくる部分で、できることならなるべく値下がりしなさそうな物件を選ぶことで、仮に売却を余儀なくされる状況においても、
好条件であればそれなりにニーズが見込める
つまり高額で売却できる可能性があるので、シングル女性の一人暮らしだからと言っても、ファミリータイプの物件を購入した方が資産価値としてはキープしやすいかもしれません。その他にもマンション自体の機能性、管理状況なども資産価値に大きな影響を及ぼす部分ではありますので、中古などで購入する場合は
必ず目視で管理状態などをチェックする
ことを心掛けましょう。
その他にも、オートロックなどのセキュリティは最低条件ですし、また40~50代の一人暮らしとなりますと、健康リスクも無視できませんので、一人でいる時に急に体調が悪くなったことも考慮し、病院など医療機関が近い物件を選ぶというのも考慮に値するでしょう。
ある程度年齢が行っててもローンは通るの?
最近では、現役で働いている方であれば概ねローンの審査は問題ないという認識が一般的です。
40代後半であっても、50代であっても定職についていれば住宅ローン自体は組めるところが多いのですが、当然のことながら
購入しようとしている物件価格に対する頭金
があるほどローンが通りやすく、逆に月々の返済額に支払い不安があるようだとローン審査に落ちる可能性もあります。一定額以上の物件に対して、頭金もない、ボーナス払い併用となると、やはり年齢的な部分も加味されてローンが通りにくくなる傾向にあるようです。
言うまでもなく、40~50代から住宅ローンを組むとなると、最大の借入期間が短くなってしまいますので、月々の返済額も大きくなりがちです。毎月の負担を少しでも軽減するためには、
・そのぶん頭金を多く入れる
・購入対象物件の価格帯を下げる、
・エリアや条件の見直し
などの対応が必要になってきますが、上述のとおり駅近などの諸条件を妥協してしまうと、資産価値が大きく値下がりしたりしやすいため、その点も踏まえて、「自身の収入と貯蓄では3,000万円台後半が限界」「エリアはこのあたりまで行かないと条件に合う物件がない」といった目星をつけておくと、購入の決断までが早くなるでしょう。
シングル女性の物件購入の大切ポイントは、体調不良などで一時的に働けなくなっても貯蓄で生活できるよう、ある程度元手資金を残せるような物件を選ぶことが肝要です。
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